製薬会社で働く薬剤師の仕事内容とは | 年収・メリット・転職方法まで徹底解説!

製薬会社の薬剤師

製薬会社(製薬企業)の薬剤師は高収入の印象もあり、薬局やドラッグストアからの転職を考える方も多いでしょう。

しかし製薬会社の薬剤師の役割は多岐にわたり、それぞれの業務内容は全く異なることが実情です。

そこで本記事では、製薬会社の薬剤師の年収や各職種の仕事内容について詳しく解説しています。
製薬会社の業務や収入についてしっかり理解して、自分に適している職種を見つけましょう。

製薬会社薬剤師への転職におすすめの転職サイト
マイナビ薬剤師人材大手マイナビ運営の薬剤師特化エージェント
業界屈指の求人数・独占求人も多数
薬キャリAGENT医療業界大手エムスリーキャリア株式会社が運営
充実したサポート体制
ファルマスタッフ大手薬局チェーン日本調剤グループが運営
調剤薬局の転職に強い

※サービス名タップで詳細項目へスクロールします

関連記事

【この記事の監修者】

監修者:鈴木けんすけさん

株式会社hitocolor
代表取締役社長  鈴木けんすけ

2016年9月、株式会社hitocolorに参画。2020年4月より、代表取締役社長に就任。

「働くことにワクワクする社会」を追求し、
求人広告代理店事業・有料職業紹介事業の展開、転職サイト・自社オウンドメディア運営など、人材に関わるさまざまなサービスを提供している。

【経歴】

1980年(昭和55年) 神奈川県出身
2000年4月 株式会社アールケイエンタープライズに入社
2006年2月 個人事業主としてBtoC事業運営
2012年3月 KDDI株式会社に入社
2016年9月 株式会社hitocolorに参画
2017年6月 同、執行役員に就任
2018年4月 同、取締役に就任
2019年4月 同、常務取締役に就任
2020年4月より、当企業代表取締役社長に就任。

>>監修者詳細ページはこちら


【会社HP】
株式会社hitocolor

製薬会社の薬剤師は年収が高い!他の職場と比較

製薬会社の薬剤師は、他の職場と比較すると年収が高い傾向があります。

以下は、職場ごとの年収をまとめたランキング表です。

職場別平均年収ランキング
1位:製薬会社543.2万円
2位:ドラッグストア512.5万円
3位:調剤薬局488.3万円
4位:病院434.6万円

製薬会社の薬剤師は年収ランキング1位と、他の職場と比べて最も年収が高いことがわかります。

また製薬会社で薬剤師としての経験を積めば、さらに高い給料を得ることもできるでしょう。

製薬会社で働く薬剤師の役割とは?仕事内容と平均年収

製薬会社で勤務する薬剤師の職種は様々で、その役割はそれぞれ全く別物です。

以下では製薬会社の職種ごとの平均年収を交えながら、業務内容を詳しく説明します。

職種平均年収
研究職500~900万円
開発職500~900万円
CRC(治験コーディネーター)400~800万円
管理薬剤師600~900万円
MR500~1,000万円
学術職400~700万円
薬事職400~1,000万円
企業内診療所の薬剤師400~500万円

※表は横にスクロールできます。
※職種名タップで詳細ページにスクロールします。

製薬会社の薬剤師として自分に合っている職種は何か、ぜひ参考にしてください。

【研究職】製薬会社での仕事内容

研究職は医薬品を作るために研究を行う仕事で、主に基礎研究・応用研究の大きく二つに分けられます。

基礎研究では新しい成分の発見や病気の原因解決など、薬を作る際に必要な情報を集めることがほとんど。

応用研究では基礎研究によって発見された知識・法則・仮説を、具体的にどう製薬に活かすかの研究を実践することが主たる業務です。

また非臨床試験も行うので、人に投与する前に薬の毒性・副作用・効果を確認する作業もあります。

研究職になるには「修士課程修了であること」「博士卒であること」「薬学部で6年生のカリキュラムを卒業していること」のいずれかが必要です。

また募集自体も少ないためここからさらに人材が厳選されます。

研究職は高い専門性が必要なため優秀な人材が集まっており、転職するのは非常に難しい職種です。

【開発職】製薬会社での仕事内容

開発職は研究職が作り出した新薬を臨床試験で効果や安全性を立証し、製造販売承認を得る仕事です。

具体的には臨床試験を行う病院を訪問して臨床試験のデータを集め、そのデータを元に論文を作成して国の承認機関に提出します。

臨床試験を行ってから国に承認されるまで約10年かかりますが、開発職のおかげで安全な薬が生まれているため非常にやりがいある仕事です。

開発職に就くために特別な資格は必要ありません。

しかし6年生の薬学部を卒業したうえで開発職を志す学生が非常に多いため、高学歴や薬事に関わる経験がある方求められやすいです。

また開発職の募集自体も非常に少ないため、内定を勝ち取るのは狭き門でしょう。

【CRC(治験コーディネーター)】製薬会社での仕事内容

CRCは病院内で治験担当医・被験者・製薬会社の3者の間に立ち、治験がスムーズに進んでいくように働きかける仕事です。

医療機関で働く職種のため製薬会社での職種ではありませんが、製薬会社と密に関わります。

治験実施のための事務・調整などの、以下医療行為を伴わない業務が仕事内容です。

  • 治験実施計画書の読み込み・会議資料作成
  • 関連部分の調整
  • 被験者対応・フォロー
  • 治験担当医の補助
  • 依頼企業への治験終了報告書の作成

医療に従事している方から被験者まで多くの人と関わるため、コミュニケーション能力やスケジュール調整を迅速・正確に行うスキルが必要です。

CRCになるには特別な資格は必要ありません。

しかし医学・薬学・医療システムに関する知識と理解が欠かせないため、医療系の国家資格を持つ人や病院勤務経験者が優遇される傾向です。

「薬剤師」「看護師」「臨床検査技師」などの資格があれば、業務に役立たせることができます。

【管理薬剤師】製薬会社での仕事内容

製薬会社の管理薬剤師は、自社医薬品・取り扱い医薬品の品質管理業務や薬剤の行政対応を行います

また同じ企業内でも、勤め先が違うと業務内容が変わることも特徴です。
勤め先が本社であれば薬事申請などの書類仕事、倉庫勤務の場合は在庫管理が多くなります。

医薬品を扱う場所は1拠点に1人は管理薬剤師が必須とされており、責任感がある方に向いている職種です。

まず管理薬剤師になるには、薬剤師免許が必要です。

また大手製薬会社では多くが新卒で雇った方たちが管理薬剤師となるため、中途で製薬会社の薬剤師を目指すことはかなり難しいでしょう。

しかし中小企業の管理薬剤師であれば、求人数は少ないものの見つかる可能性は高くなります。

【MR】製薬会社での仕事内容

MRは自社医療医薬品の品質・安全性・有効性の正確な情報を、訪問先の医療従事者へ情報提供するのが主な仕事内容です。

また医療現場で実際に使用してわかった薬の効果や副作用のフィードバックを受け、会社に伝える役割も持ちます。

医薬品の知識はもちろん、一定の売り上げ目標を課せられているため営業力やコミュニケーションスキルも必要です。

MRになるために特別な資格は不要です。

しかし多くの製薬会社は大学以上の学歴を求めることが多いため、中卒・高卒・専門卒の方はそもそも応募資格がないケースがあります。

製薬会社のMRになりたい方は、四年制の大学を卒業しておくことがおすすめです。

また入社後に、MR認定試験に合格しMR認定証を獲得するよう求められることがあります

【学術職】製薬会社での仕事内容

学術職は、関連文献などから自社製品や競合製品に関する情報収集を行う仕事です。

MRに対して勉強会を行う・訪問先へ同行し医療従事者へ製品の説明をするなど、MRを支えることが多い役割でもあります。

他にも学術講演会の企画や疾病説明資料の作成がありますが、企業によって具体的な仕事内容は異なるためよく確認しましょう。

製薬会社の学術職になるには、何か資格が必要なわけではありません。

しかし企業によっては薬剤師資格がある方を募集するところもあれば、看護師・医師などの有資格者を募集するところもあります。

また英語で書かれた文献を読むこともあるので、英語力があると周りより有利に出れるでしょう。

【薬事職】製薬会社での仕事内容

薬事職は医療用医薬品の製造販売・輸入販売をするために、厚生労働省に薬事申請を行う仕事です。
薬事申請の対象は他にも、一般医薬品・体外診断薬・医療機器・医薬部外品・化粧品など。

データ収集・翻訳・文書作成などの書類作成から、書類を調査する審査専門員との面談まで販売するための一連の業務を担当します。

しかし新薬の薬事申請はあまり頻度が高くないため、添付書類の作成や改定を行うことがほとんどでしょう。

薬事職になるための、特別な資格は必要ありません。

しかし医薬品・法律・疾病などの幅広い知識が求められるため、薬剤師免許を持っているだけでも武器になります。

さらに「総括製造販売責任者」の資格を持っていると、薬事職に就くときに有利です。

【企業内診療所の薬剤師】製薬会社での仕事内容

企業内診療所の薬剤師は、会社内の診療所で勤務して社員の健康を守る仕事です。
調剤業務・服薬指導・社員の健康管理を行います。

残業がない・長期休暇をまとめてとりやすいなど、働く側にとってうれしい環境が整っていることが多いです。

ただ企業内診療所は大手企業など限られた場所にしか設置されておらず、求人数も少ないので転職は長期スパンを見据えると良いでしょう。

企業内診療所の薬剤師になるには、薬剤師免許が必要です。

ただ前述した通り求人数が非常に少ないため、企業内診療所の薬剤師一本で就職先・転職先を探すのは現実的ではありません。

薬剤師が製薬会社で働く3つのメリット

薬剤師が製薬会社で働くメリットは、3つあります。

まずは3つのメリットをチェックして、製薬会社で働くか考えてみましょう。

年収が高い

年収が高いことは、製薬会社で働く薬剤師のメリットです。

調剤薬局・病院・ドラッグストアで働く薬剤師より平均年収が高く、約540万円以上の高収入が見込めます。

さらに業績が収入に反映される成果主義であることも多いので、頑張り次第でさらに高い収入を得ることも可能です。

しかし前述した通り製薬会社の薬剤師には様々な職種があり、中には年収が低い職種もあるので注意してください。

スキルアップを目指せる

製薬会社で薬剤師として働くと、スキルアップを目指せることも魅力です。

製薬会社の薬剤師は各職種ごとに高いスキルが求められているため、教育制度が充実しています。

研修で専門性の高い知識を教えてもらえたり学会に出席して学べたりと、薬剤師としてスキルアップを図れるでしょう。

さらにMRの場合は、一般的な薬剤師では養うことのできない営業スキルも得られます

ルーティンワークばかりでなく、さまざまな仕事を通し薬剤師としてスキルアップしたい方は製薬会社がおすすめです。

福利厚生が充実している

福利厚生が充実しているのは、薬剤師が製薬会社で働くメリットの一つです。

企業規模により異なりますが多様な福利厚生を用意しており、有給休暇や産休・育休も比較的取りやすい傾向があります。

調剤薬局やドラッグストアでの勤務とは異なり、長期休暇が取りやすい環境も多いです。

働きやすさを追求したい薬剤師の方や、将来の出産・育児のことも考慮して転職したい女性にぴったりの職場と言えます。

薬剤師が製薬会社で働く2つのデメリット

薬剤師が製薬会社で働く場合は、以下2つのデメリットがあります。

【製薬会社の薬剤師のデメリット】

製薬会社で働くか悩んでいる方は、デメリットも参考に検討してください。

転勤する可能性が高い

一つめのデメリットは転勤の可能性が高いことで、特にMRの仕事は2~3年ほどで勤務先が変わるなど、転勤する機会が多いです。

環境の変化が苦手な方や、家族がいる方にとってはデメリットになるでしょう。

また研究職や開発職でも、学会や研修に参加するために出張することが多いです。

転勤や出張の機会が高いことを考慮して、製薬会社への転職を検討すると良いでしょう。

異業種への転職が難しい

二つ目のデメリットは、異業種への転職が難しいことです。

製薬会社で得た専門的な知識は、異業種ではほとんど活かせません

全く別のキャリアを歩む場合は関係ないですが、製薬会社の収入より大幅に減る・一から知識を身に着ける必要があるなどのデメリットがあります。

異業種に転職する場合の難易度をしっかり理解した上で、製薬会社に就職・転職しましょう。

薬剤師が製薬会社に転職するための4つの方法

製薬会社の求人数は限られているものが多く難易度が高いので、ポイントを意識して転職活動を進めましょう。

以下では、薬剤師が製薬会社に転職するための4つの方法を紹介します。

4つの方法をチェックして、製薬会社への転職を成功させましょう。

転職難易度が低い職種に応募する

薬剤師が製薬会社に転職するには、転職難易度が低い職種に応募するのがおすすめです。

製薬会社には多様な職種がありますが、調剤しか経験がない薬剤師の方は転職が非常に難しいものがあります。

しかし転職難易度が低い職種に応募すると、製薬会社への転職も成功しやすくなるでしょう。

スキルや経験に不安がある方は、比較的転職しやすい以下4つの職種がおすすめです。

  • 管理薬剤師
  • MR(医薬品営業職)
  • 学術職
  • 薬事職

反対に研究職・開発職は転職難易度が高く、転職できる可能性は限りなく低いので注意してください。

会社の規模にこだわらない

大手企業など会社の規模にこだわらないことが、薬剤師が製薬会社に転職するポイントです。

製薬会社の求人は少ないので、会社の規模にこだわるとさらに応募できる求人が限られてしまいます

転職難易度を下げるためにも、中小企業も含めた製薬会社に応募するのがおすすめ。
中小企業でも年収が高く条件の良い求人はあるので、大きさではなく質を重視して求人を見極めましょう

キャリアを積んで転職する

キャリアやスキルに自信がない方が製薬会社に転職したいなら、薬剤師としてある程度他の職場で経験を積んでから挑戦することを推奨します。

製薬会社の薬剤師は豊富な医薬品を扱う専門性の高い職業のため、スキルや豊富な知識が必要です。

現職で薬剤師としてスキルや知識を身に着けておけば選考でアピールできるため、製薬会社への転職が成功しやすくなります。

また入社後も蓄えた知識を活かせるので、新しい仕事にもスムーズに適応できるでしょう。

薬剤師専門の転職エージェントを利用する

薬剤師専門の転職エージェントを利用すると、比較的スムーズに製薬会社に転職できるでしょう。

転職エージェントとは求職者に担当アドバイザーと言われる担当者がつき、転職のサポートを行う無料のサービスのこと。

希望条件を満たした求人が見つかりやすく、応募書類添削や面接対策も行うため選考通過率アップが期待できます。

選考倍率の高い製薬企業への転職活動は、転職エージェントの利用は必須と言えるでしょう。

製薬会社に転職したい薬剤師におすすめの転職エージェント

製薬会社への転職を目指す薬剤師の方は、転職エージェントを活用するとスムーズに採用を獲得できることでしょう。

以下では、製薬会社に転職したい薬剤師におすすめの転職サイト4選を紹介します。

それぞれの特徴を比較しながら、ご自身の適性に合ったサービスを見つけましょう。

薬キャリAGENT

薬キャリエージェントのLP(出典:薬キャリAGENT公式HP

薬キャリAGENT」は、薬剤師会員25万人のエムスリーキャリア株式会社が運営している転職エージェントです。

独自のネットワークを活用しており、薬キャリAGENTを通さなければ応募できない製薬企業求人も多数保有しています。

さらに最短即日で最大10件の求人を紹介してもらえるなど、スピーディーな転職活動が可能。

希望に合わない条件がある場合はアドバイザーが職場に交渉してくれるため、希望条件で入社できる可能性が高いのも嬉しいポイントです。

薬キャリAGENT公式サイト
https://agent.m3career.com/

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師

(出典:マイナビ薬剤師公式HP

マイナビ薬剤師」は、転職業界で有名な株式会社マイナビが運営する薬剤師に特化した転職エージェントです。

会う姿勢を大切にしているマイナビ薬剤師は全国15カ所に面談会場を設けており、地方在住の方でも対面で相談ができ、職場の雰囲気や人間関係などの内部情報も教えてもらえます。

大手ならではの企業間コネクションから製薬企業との太いパイプを持ち、マイナビ薬剤師でしか見られない企業求人も。

転職活動中だけでなくアフターフォローも充実しているので、転職の悩みをじっくり相談したい薬剤師の方におすすめの転職エージェントです。

マイナビ薬剤師公式サイト
https://pharma.mynavi.jp/
関連記事
マイナビ薬剤師の評判・特徴詳細は以下ページでも解説しています。
マイナビ薬剤師の評判は?口コミをもとに求人の質を徹底検証

ファルマスタッフ

ファルマスタッフのLP

(出典:ファルマスタッフ公式HP

ファルマスタッフ」は、東証一部上場企業の日本調剤グループが運営する転職エージェントです。

求人先に直接足を運んでいるので、職場の雰囲気や残業時間などの内部情報を教えてもらえます
事前に詳しい情報を知ることで、入社後のミスマッチを防げるでしょう。

セミナーやe-Learning制度など教育環境も充実しており、転職に向けてスキルアップを図れることもポイントです。

またファルマスタッフのアドバイザーは提案の質が高いことで知られているため、製薬企業への転職に際し的確なアドバイスが受けられることでしょう。

ファルマスタッフ公式サイト
https://www.38-8931.com/

リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師のLP(出典:リクナビ薬剤師公式HP

リクナビ薬剤師」は、就職・転職支援サービスでおなじみのリクルートグループが運営している転職エージェントです。

スピーディーな支援に定評があり、最短3日で転職を実現した実績もあります。

また薬剤師専任のアドバイザーが求職者に変わりサポートし、必要に応じて条件交渉を依頼することも可能です。

長年企業と築いてきた実績から繋がりが強く、リクナビ薬剤師だけに求人依頼する製薬企業も多いため魅力的な転職先が見つかることでしょう。

リクナビ薬剤師公式サイト
https://rikunabi-yakuzaishi.jp/
関連記事
リクナビ薬剤師の評判・特徴詳細は以下ページでも解説しています。
リクナビ薬剤師の評判は?求人の質は?徹底評価します

製薬会社の薬剤師に関して多い疑問

製薬会社の薬剤師に関して多い疑問をQ&A形式で解説します。

疑問を解決してから、製薬会社への転職活動に臨みましょう。

製薬会社で働くには薬剤師免許以外に資格が必要?

製薬会社で働くには、薬剤師免許以外に必要な資格はありません
製薬会社内の職種によっては、そもそも薬剤師免許が必要ないポジションもあります。

しかしどの職種においても薬や疾病の知識が求められるため、薬剤師・医師・看護師などの医療従事者の資格を持つ方が転職に有利です。

製薬会社の薬剤師求人は少ない?

結果から言うと、製薬会社の薬剤師は求人が少なく転職は難しいでしょう。

以下は主要転職エージェントにて、施設ごとの求人数をまとめた表です。

企業調剤薬局病院ドラッグストア
薬キャリAGENT86件15,930件1,363件3,232件
マイナビ薬剤師223件27,447件3,344件11,183件
ファルマスタッフ340件38,300件3,100件1,500件
リクナビ薬剤師220件30,900件2,400件10,200件

※表は横にスクロールします。
※求人数:2024年5月7時点

薬剤師の求人は調剤薬局が最も多く、一番少ないのが企業の求人です。

また「企業」と言っても製薬会社でない可能性もあります。
転職エージェントに登録して非公開求人から選択肢を増やしたり、希望条件の幅を広げるとよいでしょう

製薬会社の新卒薬剤師の初任給は?

製薬会社の新卒薬剤師の初任給は、学歴や職種によって異なります

薬学部卒で22万円・修士卒で25万円・博士卒で28万円前後と言われており、初任給が高めです。

製薬会社の薬剤師は就職や転職が難しいですが、企業やポジションによっては新卒しか採用しないところもあるので挑戦の価値があります。

外資系製薬会社と日系製薬会社の違いは?

外資系製薬企業と日系製薬企業の一番の違いは、成果主義の度合いの強さです。

多くの外資系製薬企業では成果第一主義が掲げられており、実力次第で勤務時間・給与ともに大きく変動してくることでしょう。

また取引相手が外国人ということも珍しくないので、言語スキルも必須と言えます。

自身のスキルを試したい・語学に自信のある方は、外資系製薬企業への転職も視野に入れるべきでしょう。

製薬会社で薬剤師として働いて年収アップを目指そう!

製薬会社は薬剤師の中で年収が最も高く、やりがいもある魅力的な職種であることは紛れもない事実です。

求人数が少なく転職難易度が高いため、選考通過率をアップできる転職エージェントを利用することを強く推奨します。

転職エージェントを賢く活用し、理想の製薬会社へ転職しましょう。

【当記事の執筆・運営者】

当メディアは、求人広告代理業・人材関連サービスを展開する株式会社hitocolorが執筆・運営しています。

株式会社hitocolorは、厚生労働省【有料職業紹介事業許可労働者派遣事業許可】取得企業です。

転職・人材分野の豊富な実績と知識を持つ弊社が、転職を考える皆様に有益で正確な情報をお届けしてまいります。

運営会社株式会社hitocolor
設立 2016年4月12日
代表取締役鈴木けんすけ
本社所在地〒105-0003
東京都港区西新橋2-39-8 鈴丸ビル7階
支社所在地高知支社
〒781-5232
高知県香南市野市町西野2217-1
資本金10,000,000円
事業内容求人広告代理店事業
有料職業紹介事業
自社メディア・コンテンツ運営
個人情報お問い合わせ窓口電話 :03-6457-9933
E-mail:info@hitocolor.co.jp
許認可番号有料職業紹介事業許可番号】13-ユ-310482
労働者派遣事業許可番号】派 13-314487
プライバシーマーク登録番号】第21004576(01)号