40代薬剤師の転職方法!調剤未経験でも大丈夫?年収が下がる?転職事情と成功のコツを解説

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40代薬剤師が転職を検討する際、「年収が下がるのではないか?」「職場になじめるか」など不安に思うケースもあるでしょう。

そこで本記事では、以下の内容について解説します。

転職を検討している方は、ぜひご一読ください。

40代薬剤師の転職におすすめの転職サイト
マイナビ薬剤師薬キャリAGENTファルマスタッフ
全国各地の事業所の求人を保有している最短即日最大10件に求人を受けることも可能コンサルタントの対応力に良い評判がある

転職サイトは無料で登録できるので、複数登録して転職先を探すのがおすすめです。

【当記事の執筆・運営者】

当メディアは、求人広告代理業・人材関連サービスを展開する株式会社hitocolorが執筆・運営しています。

株式会社hitocolorは、厚生労働省【有料職業紹介事業許可労働者派遣事業許可】取得企業です。

転職・人材分野の豊富な実績と知識を持つ弊社が、転職を考える皆様に有益で正確な情報をお届けしてまいります。

【この記事の監修者】

監修者:鈴木けんすけさん

株式会社hitocolor
代表取締役社長  鈴木けんすけ

2016年9月、株式会社hitocolorに参画。2020年4月より、代表取締役社長に就任。

「働くことにワクワクする社会」を追求し、
求人広告代理店事業・有料職業紹介事業の展開、転職サイト・自社オウンドメディア運営など、人材に関わるさまざまなサービスを提供している。

【経歴】

1980年(昭和55年) 神奈川県出身
2000年4月 株式会社アールケイエンタープライズに入社
2006年2月 個人事業主としてBtoC事業運営
2012年3月 KDDI株式会社に入社
2016年9月 株式会社hitocolorに参画
2017年6月 同、執行役員に就任
2018年4月 同、取締役に就任
2019年4月 同、常務取締役に就任
2020年4月より、当企業代表取締役社長に就任。

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【会社HP】
株式会社hitocolor

40代薬剤師の転職事情|年収が下がるって本当?

結論からいうと、年収が大きく下がることは少ないです。

薬剤師の平均年齢は46.4歳となっていることから、市場では40代薬剤師が活躍しています。
(参考:厚生労働省「平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」より)

さらに有効求人倍率も4.76倍と高いことから、多くの事業所で薬剤師が足りていない状況です。
※有効求人倍率とは:薬剤師1人に対して募集を行っている事業所の数

そのため経験と年数を積んだ40代薬剤師は市場価値も高く、転職後に年収が下がるケースは多くありません。

40代薬剤師の平均年収は?

マイナビ薬剤師の調査によると、40代の平均年収は約592万円です。
(参考:マイナビ薬剤師「40代の薬剤師が転職するためのノウハウ|求人の探し方と見つけ方」より)

薬剤師の平均年収のピークが50代で595万円となっているため、40代も薬剤師キャリアとしては最高点といって良いでしょう。

国内全体の平均年収が433万円であることを考慮すると、40代薬剤師の年収は極めて高いといえます。
(参考:国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査結果」より)

上記の平均年収をもとに、40代で転職を検討する薬剤師は年収600万円前後をラインにすると良いでしょう。

調剤未経験・ブランクがある40代薬剤師は転職できない?

調剤未経験やブランクがある場合は、転職先によって難易度が上がります。

40代調剤未経験の薬剤師の場合、病院や製薬会社といった専門性の高い事業所への転職はやや難しいでしょう。

病院や製薬会社の場合、調剤の経験・高い専門知識が求められるため採用される確率は高くありません。

一方ドラッグストアや調剤薬局であれば、転職難易度は高くありません。

調剤の経験がなくとも患者への服薬指導など活躍の場があるため、経験に自信がない薬剤師へおすすめです。

40代薬剤師の転職理由ランキングと志望動機作成例

40代薬剤師が転職を考えた時、主に以下のような理由が挙がります。

それぞれの理由と併せて志望動機の作成例も解説していくので、ぜひ参考にして下さい。

1位:年収が低い

まずはじめに、年収が低いことが転職理由に挙がっています。
薬剤師の場合昇給が各事業所ごとに定められており、個人の裁量での出世が難しいです。

そのため経験を積みスキルを身に着けても、所属する事業所によっては年収が上がりません。
業界の平均と比較し自身の年収が低いと、不満を感じ転職を検討する40代薬剤師も多くいます。

特に40~50代は薬剤師キャリアの中で最も年収が高くなる時期なので、高年収を希望することも当然でしょう。

好印象を与える志望動機作成例

年収UPを軸に転職を考える40代薬剤師は、市場価値の高さをアピールし即戦力になれることを証明すると良いでしょう。

【志望動機作成例】

私は現在◯◯薬局で薬剤師として勤務しています。調剤を始めチーム運営や部下の教育などマネジメント面においても様々な仕事を任せてもらっています。またさらに業務外でも調剤のレベルを高めるため、本や論文などからのインプットも怠らず日々成長を意識しています。貴社の管理職募集を拝見し、私の現職で培った経験が活かせると思いこの度は応募いたしました。今までの経験を活かし貴社の売上向上に貢献いたします。

2位:体力的な負担が大きい

次に40代薬剤師の場合、以前と比べて体力が低下し業務がきつく感じることも珍しくありません。

特に病院やドラッグストアの場合遅番シフトや夜勤なども行うため、年齢を重ねることで体力的に負担を感じることも多いです。

年齢と体力が相反することから、身体的にきついと感じる40代薬剤師が転職を考えるケースも多くあります。

好印象を与える志望動機作成例

40代薬剤師が体力面において負担がある時、前提として遅番シフトや夜勤がない事業所を選ぶことを推奨します。

【志望動機作成例】

現在私は◯◯病院の薬剤師として勤めており、夜勤での出社を主に担当しています。ただ直接患者さんと触れ合う機会が少なく、より間近に患者さんを感じサポートしたいと思い貴社へ応募いたしました。また貴社の売上動向を確認したところ上がり続けていることから、患者さんから信頼され多くの人が通っている事もわかります。夜勤勤務で身につけた体力を、患者さんとの対応に集中させることで、より一層貴社の売上に貢献していきます。

3位:スキルアップができていないと不安になる

40代薬剤師は管理職になったりチームマネジメントを任される年代ですが、自分のスキルで行えるか不安になり転職を考えるケースもあります。

特に人事体制が整っていない事業所の場合、中長期的に見て成長できる場が用意されていないことも珍しくありません。

そこで自分のスキルを高めるために、働く場所を変えようとする薬剤師も多くいます。

スキルアップを望む際は、裁量が大きい事業所や新薬に携われる職場を転職先に選択すると良いでしょう。

好印象を与える志望動機作成例

中途採用はあくまで即戦力としてカウントされるため、40代薬剤師の場合は経験を活かしつつスキルアップしたい旨を示唆するようにしましょう。

【志望動機作成例】

現在私は◯◯薬局の薬剤師として勤めており、部下の育成にも注力しています。ただ現在の職場では規則上チーム運営ができるまであと3年程かかります。しかし私自身、部下の教育を行い培ったスキルを次はチーム運営という形で発揮したいと考えています。そこで今回、管理職を募集している貴社へご応募致しました。現職での部下指導を通して得たスキルを、将来的に貴社で発揮し薬剤師が働きやすいチーム作りを行っていきたいと思います。

4位:ルーティンワークでやりがいが見つからない

はじめのうちは仕事に楽しみを覚えていたものの、40代ともなり薬剤師としてのやりがいを見失う人も少なくありません。

調剤や服用方法の指導など、基本的には真新しいことが求められないケースも多いでしょう。

年数が経過することにより、同じことの繰り返しで業務の変化を求める薬剤師も多いです。
その場合は、異なる役割が求められる事業所を選択すると良いでしょう。

好印象を与える志望動機作成例

ルーティンワークに飽きが生じた場合、あくまでもポジティブな志望動機を用意しましょう。

【志望動機作成例】

現在私はドラッグストアで薬の服用方法をお客様に教えています。しかし自分自身薬の調剤をする立場に回りたいと感じ、今回貴社へ応募致しました。前職ではもともと薬の調剤を行っており、今でも知識を維持するために独学で新薬の情報などは学習しています。お客様へ服用方法のアドバイスをすることで利用者の立場や悩みが理解できたため、その経験を活かしよりお客様が満足できるような調剤をおこなっていきたいと考えています。

5位:将来のキャリアに不安がある

最後のケースは、40代薬剤師が将来のキャリアに不安を抱くケースです。
40~50代にかけて年収が高い薬剤師の場合、40代以降のキャリアは非常に重要になります。

今後昇給はあるのか・成果は評価してもらえるのかなど、キャリアに関する悩みも多いことでしょう。

評価制度が整っていないなどの理由から、今後のキャリア形成において正当な評価を受けられる事業所を選択する薬剤師も多くいます。

好印象を与える志望動機作成例

将来のキャリアに不安がある薬剤師の場合、評価制度やキャリア形成に力を入れている事業所を選択するようにしましょう。

そのうえで、スキルや経験をもとにキャリアを積んでいきたい旨を志望動機に落とし込むことをおすすめします。

【志望動機作成例】

私は◯◯病院で15年間薬剤師として勤務してきました。40歳という年齢に差し掛かり現在今後のキャリアについて再考をしています。その中で貴社の管理職の採用を見かけこの度は応募させていただきました。15年のキャリアで薬剤師としてのスキルに加え、部下の教育や指導も手掛けてきました。現職での経験を活かし、貴社の売上向上に貢献できればと思っています。

40代薬剤師の転職先別難易度

40代薬剤師の転職先として、主に以下の3つが挙げられます。

事業所により転職難易度が変わるため、それぞれ見ていきましょう。

調剤薬局

まず調剤薬局は年齢問わず医薬品知識と調剤経験があれば迎え入れられることが多く、難易度は高くないでしょう。

40代の薬剤師は経験値的にも、募集ハードルを超えているケースが多いです。

門前薬局であれば病理に関する知識も求められることもありますが、全般的には調剤薬局へ転職することは難しくないでしょう。

ドラッグストア

次にドラッグストアですが、転職難易度が最も低い転職先です。

近年ドラッグストアの店舗数は増え22,000店舗以上となっていますが、薬剤師は充足していません。
(参考:「日本チェーンドラッグストア協会概要」より)

40代薬剤師の場合、即戦力として歓迎されるケースが多いでしょう。

ただドラッグストアは他業種と違い小売業であり、実際に利用者と触れ合う機会が多いです。
そのため来店したお客様に対して、直接応対することは避けられないでしょう。

調剤薬局に比べ年収が高い傾向にあり管理職も目指しやすいため、接客対応が苦でなければおすすめの転職先です。

製薬企業・病院

最後の製薬企業・病院は研究や開発がメインとなるため、キャリアに自信がある40代薬剤師以外は転職難易度が高いです。

学会・論文を活用して医薬品の知識を身に着けたり、医師と連携を図ることもあり業務内容は多岐にわたります。

加えて年収が上がるケースが多いため、スキルを磨きつつ収入を安定させることも可能です。

難易度は高いですがキャリアアップのための選択肢として、製薬企業や病院はこの上ない転職先となります。

ある程度経歴やスキルに自信がある40代薬剤師は、チャレンジしてみることをおすすめします。

40代薬剤師の求人の探し方

40代薬剤師が転職を成功させるために、以下のポイントに気をつけて求人を探すようにしましょう。

それぞれ詳細を以下で解説しているので、参考にして下さい。

希望条件に優先順位を設ける

まず最初のポイントは、希望条件に明確な順位をつけることです。
40代薬剤師の転職理由は、以下のように外的要因と内的要因に分けられます。

外的要因内的要因
  • 年収が低い
  • ルーティンワークでやりがいが見つからない
  • 将来のキャリアに不安がある
  • 体力的な負担が大きい
  • スキルアップができていないと不安になる

まずは内的要因は転職をせずとも、ある程度自分自身で変えられます。
ただ外的要因に関しては、自分だけではなく事業所の体制も考えなければなりません。

そのため自分だけではどうにもできないことを優先し、いかに転職でその問題を解決できるかが重要です。

最終的に全ての希望を叶えることは難しいので、譲れない側面と妥協点を明確にしておきましょう。

定年まで働くつもりで職場探しをする

次に40代ともなれば薬剤師は管理職になる年齢となるため、次の職場が最後のつもりで探すようにしましょう。

40代で職場を転々としていると「管理能力がないのか」「マネジメントができないのか」と人事に思われ、転職ハードルも上がります。

そのため福利厚生や残業時間、評価制度など把握し定年まで働ける事業所かどうかは慎重に検討して下さい。

定年まで働けるかどうか迷う40代薬剤師は、以下の項目を参考に事業所の選定をすると良いでしょう。

  • 福利厚生が整っており、病気などをしても安心できるか
  • 残業が少なく家族との時間がとれるか
  • 透明度の高い評価制度のもと人事評価が行われているか
  • 事業所の平均年齢が若すぎないか
  • 40代の離職率が高すぎないか

薬剤師転職サイトの非公開求人を見る

最後のポイントは、薬剤師転職サイトを活用し非公開求人をチェックすることです。
薬剤師転職サイトでは、登録者のみが閲覧できる非公開求人が存在します。

近年ドラッグストアの店舗数が増えていることから、新規参入を考えている事業所が戦略的に求人を公にしたくないケースも珍しくありません。

そのため新規事業所の幹部候補や責任者など、魅力的な求人が非公開求人に含まれているケースが多くあります。

自分に合う事業所を見つけるためには、薬剤師転職サイトの非公開求人も欠かさずチェックするようにしましょう。

40代薬剤師におすすめの転職サイト3選

40代薬剤師が転職をする際、特におすすめできる転職サイトは以下の3つです。

それぞれの特徴を、口コミと併せて見ていきましょう。

マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師
マイナビ薬剤師

(出典:マイナビ薬剤師公式HP

マイナビ薬剤師は、株式会社マイナビが運営する転職サイトです。

マイナビ薬剤師を利用して転職しましたが、地方求人の多さが魅力だと思います。拠点数も多いため地方に住んでいても特に不便を感じることなく転職できました。

Kさん 岡山県 47歳 男性

以前の職場、人間関係が悪く状況をかるために転職をしました。その際マイナビ薬剤師を利用させて頂いたのですが、事前情報が豊富ですごく使いやすかったです。特に病院の雰囲気などをアドバイザーから聞ける事は大きなメリットだと思います。

Sさん 東京都 43歳 女性

マイナビ薬剤師最大の特徴は全国各地の事業所の求人を保有している点です。

様々な求人を取り扱っていることに加え、大手企業の強みを活かし全国15ヶ所に支店を構えています。

地方にいながらも対面で質の高いサポートを受けられる点は大きな強みです。
また歴史が長いマイナビ薬剤師は、各事業所の内部情報を把握しています。

人間関係や評価制度など入社するまでわからない項目が気になる40代薬剤師は、マイナビ薬剤師を利用してみると良いでしょう。

マイナビ薬剤師公式サイト
https://pharma.mynavi.jp/

薬キャリAGENT

薬キャリエージェントのLP

(出典:薬キャリAGENT公式HP

薬キャリAGENTは医療業界をリードする、エムスリーキャリアが運営する転職サイトです。

ドラッグストアから病院へ転職を考え薬キャリAGENTに登録しました。取り扱う求人のジャンルが豊富で病院は持ちろん、条件の良い薬局も多く、選択肢が広がりました。また似たような事業所が多いため、希望条件に合わせて比較検討できる点も良かったです。

Oさん 千葉県 46歳 男性

色々事情がありなるべく早めに転職をしたくて薬キャリAGENTを利用しました。登録翌日にいくつか求人を紹介してもらい、無事その中からすぐに転職を決められました。

Kさん 埼玉県 45歳 男性

薬キャリAGENTは病院や薬局の求人を豊富に取り扱っているため、選択肢が非常に多いです。

運営元のエムスリーキャリアが医療業界に精通しているため、待遇の良い病院を様々検討できる点は薬剤師にとって大きなメリットとなります。

薬キャリAGENTのコンサルタントは対応が早く、最短即日最大10件に求人紹介を受けることが可能です。

もし条件が合わないなどあれば、コンサルタントが直接交渉をしてくれるためできる限り希望する事業所へ転職できます。

対応スピードが早い薬キャリAGENTは、転職を急ぐ薬剤師におすすめです。

薬キャリAGENT公式サイト
https://agent.m3career.com/

ファルマスタッフ

ファルマスタッフのLP

(出典:ファルマスタッフ公式HP

ファルマスタッフは転職相談満足度96.5%と、薬剤師から評判の高い転職サイトです。

年収UPを考え転職をする際、ファルマスタッフを利用しました。取り扱い求人の多くが高年収であったため、選択肢が多かった点は非常に良いと思います。コンサルタントも丁寧な方が担当してくれたため、特に不自由なく転職活動を終えられました。

Tさん 兵庫県 46歳 男性

家庭の事情でパートへキャリアプランを変更しましたが、当初は収入が大きく下がることが不安でした。ただファルマスタッフを利用し、パート求人を紹介してもらいましたが、時給が高いものが多く転職後に思っていたほど年収が下がらず安心しました。

Sさん 大阪府 40歳 女性

ファルマスタッフが取り扱う求人は高年収が多く、薬剤師から定評を集めています。
また年収が高い事業所の場合、求められるハードルも高く事前対策は必須です。

ファルマスタッフはコンサルタントの対応力にも高い評判があり、多くの薬剤師が適切なアドバイスのもと転職を成功させています。

正社員からパートまで種類が豊富なため、キャリアプランの変更にも柔軟な対応が可能です。

40代薬剤師で正社員として年収アップを考えている人、パートを希望するも収入を下げたくない人はファルマスタッフを推奨します。

ファルマスタッフ公式サイト
https://www.38-8931.com/

 

転職失敗談から学ぶ40代薬剤師の転職成功のコツ

40代薬剤師が転職後に失敗したと感じるケースとして、以下の様な体験談が挙がっています。

それぞれ詳細と対応策を解説していくので、以下を参考にして下さい。

前職の経験に頼りすぎて転職失敗した40代薬剤師の事例

最初のケースは40代まで薬剤師をした経験が裏目に出てしまった体験談です。

新卒から約20年同じ事業所で薬剤師とし勤務していましたが、キャリアアップの為に転職をしました。年数も長いため自信はあったものの、転職先の方針と合わず上手くいっていません。結局思うようにキャリアアップができず、転職しないほうが良かったのかなと思います。

Kさん 神奈川県 46歳 男性

40代薬剤師の多くが自分のスキルや経歴に自信を持っているため、転職がうまくいくと思っていたものの想像どおりいかないケースがあります。

スキルはあるものの転職先の事業所のスタイルと合わず、上手くキャリアアップができないことも珍しくありません。

人事評価やキャリアアップ制度は事前に求人票で確認できるため、自分の理想とギャップがないか確認して下さい。

さらに詳しい情報が必要な場合、内部情報に精通している転職サイトの利用がおすすめです。

希望条件が多すぎてどこも雇ってくれない40代薬剤師の事例

次に希望条件の優先度が定まっておらず、転職先が見つからないケースです。

今の職場は残業が多く収入も少ないため、転職を考えました。600万円以上残業10時間以下で風通しの良い事業所を探していましたが、なかなか転職先が見つからず、今もなお転職活動中です。

Kさん 東京都 44歳 男性

薬剤師のように専門的なスキルが求められる職種の場合、希望条件が多すぎると転職が難しくなります。

40代薬剤師が転職をする際、希望条件の優先度を決めることは必須です。
前述でも触れたように自分で変えられない外的要因の優先度を上げるようにしましょう。

ある程度自分で変えられることは転職先には求めず、自力で解決できない項目をなるべく優先することで選択肢が広がります。

転職先の平均年齢が若すぎて失敗した40代薬剤師の事例

40代薬剤師の場合、転職先の平均年齢も重要になってきます。

最近新しい事業所の若手薬剤師との関係性に悩んでいます。現在教育でどこまで指導してよいのか、言い過ぎたら辞めてしまわないかなど、日々気を使うシーンが多く精神的にも大変です。

Kさん 福岡県 45歳 男性

新しい薬局で働き始めて思ったのですが、調剤の際に私語をしながらすすめる若者が目立ちます。薬は患者さんの命に関わることなので、もう少し仕事に真剣に取り組んでほしいと思う反面、若い人が多いため雰囲気的にもしてきづらいです。

Uさん 神奈川県 43歳 女性

40代の薬剤師が転職後、既存の若手メンバーと上手く関係性を保てないケースも多いようです。

薬剤師の内30代以下の割合は61%と半数を超えているため、ほとんどの確率で自分より若い人と仕事をすることになります。

(参考:厚生労働省「平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」より)

若い薬剤師との共存に不安があれば、まずは事業所の平均年齢を調べるようにして下さい。

部下指導やマネジメントスキルを身に着けたいのであれば、事前にコンサルタントへ相談することを推奨します。

40代薬剤師が年収を上げるための方法

40代薬剤師が転職する際年収が下がるのではないかと悩むケースも多いですが、未然に防ぐためには以下の方法が効果的です。

それぞれ詳細を以下で解説していくので、ぜひ参考にして下さい。

急募の管理薬剤師求人に応募する

最初に40代薬剤師が転職先を探す際、管理職を目指すことが方法の1つです。

40代薬剤師の平均年収が約600万円となっていますが、管理職の平均年収も約500万~800万円となっています。

(参考:ファルマスタッフ「管理薬剤師の平均年収はどれくらい?」より)

そのため40代の薬剤師は管理職も目指せるフェーズということを自覚し、スキルアップが望める事業所を選択肢に入れると良いでしょう。

有効求人倍率も4.76倍と高いことから、急募の事業所であればなおさら転職成功の確率は高くなります。

急募の管理薬剤師求人の場合、確実にそのポジションが空いているため昇進までの道のりが短く年収アップ祖狙いやすいです。

専門薬剤師の資格を取得する

次にスキルアップや管理職を目指すうえで、専門薬剤師の資格取得を推奨します。

ひとことで薬剤師といっても、ジャンルは多岐にわたるため何か1つの分野に対して専門性があることは大きな強みです。

具体的には以下のような専門薬剤師の資格が存在します。

  • 医療薬学専門薬剤師
  • がん専門薬剤師
  • 地域薬学ケア専門薬剤師
  • 医薬品情報専門薬剤師
  • 外来がん治療専門薬剤師

40代薬剤師の場合、経験が豊富なため専門薬剤師の資格取得を獲得し年収UPが狙いやすいです。
加えて専門薬剤師が不足していることから、資格を取得することで選択肢が広がるでしょう。

ドラッグストアに転職する

最後の選択肢は、ドラッグストアへ転職することです。

前述通り全国に22,000店舗とドラッグストアが多い割に、有効求人倍率が4.76と極めて高い現状があります。

つまりドラッグストアの数に対して、薬剤師が不足している事は明らかでしょう。

そのため多くのドラッグストアが、スキルのある薬剤師の獲得のために高い年収を払うケースも少なくありません。

40代薬剤師で転職後に年収が下がることを避けたいのであれば、ドラッグストアも転職先の候補として有効です。

調剤未経験の40代薬剤師が転職を成功させる方法

調剤未経験の40代薬剤師が転職を成功さたいのであれば、調剤薬局とドラッグストアがおすすめです。

上記2つの事業所は、調剤以外に豊富な業務があります。

  • 製薬売上向上の施策
  • 患者への服薬指導
  • 決まった通院患者とのコミュニケーション

上記の通り調剤以外に求められるスキルが豊富です。

売上向上の施策は入社後に身につけられるとして、服薬指導やコミュニケーションに関しては長年の薬剤師キャリアでの経験が活かせます。

そのため薬剤師としてのスキルがあるものの、調剤未経験の40代薬剤師は患者との距離が近いなかで専門性が求められる調剤薬局とドラッグストアがおすすめです。

40代薬剤師の転職にまつわるQ&A

40代薬剤師が転職を考えた際、よく挙がる疑問点は以下のとおりです。

それぞれの答えと、具体的な内容が気になる薬剤師は以下の解説を参考にして下さい。

45歳以上の薬剤師転職は難しい?

結論からいうと、45歳以上の転職は難しくありません。
年齢別に薬剤師の割合を見たところ50代以降の薬剤師が39.4%となっています。

つまり45歳以上の薬剤師が多く活躍しているということです。

また専門的なスキルや知識が求められる薬剤師のような職種は、経験値も重要視されるため一概に年齢が高いことが転職で不利になることはありません。

そのため45歳以上でも自分のスキルと経験に自身を持ち、転職活動は前向きに捉えて下さい。

OTC医薬品の取り扱い経験がなくてもドラッグストアへ転職できる?

40代薬剤師でOTC経験がないとしても、転職は可能です。

大前提として40代の薬剤師は知識も豊富で、社内のメンバーともコミュニケーションを多くとっているでしょう。

そのコミュニケーションをたどると、最終的に薬を買う患者さんのために繋がります。
つまり患者さんの事を身近に考え、日々経験を積んでいるといっても過言ではありません。

その知識や経験を活かす相手が薬を買いに来る患者さんであっても、存分に発揮できます。

ただ直接やり取りを増えるシーンは増えるため、患者さんの心配に寄り添う対応方法などはある程度独学で把握すると良いでしょう。

40代薬剤師のホワイトカラー転職は可能?

40代薬剤師で調剤未経験でなければ可能ですが、ややハードルは高いです。
ホワイトカラーの代名詞となる製薬会社では、実際に調剤をせずとも経験と知識は求められます。

ただ製薬会社での求人数は年々減少傾向で、2014年から2018年にかけて約2,300人減っているため狙い所です。
(参考:マイナビ薬剤師「薬剤師に将来性はある?キャリア設計が未来の薬剤師人生を変える!」より)

そのためホワイトカラー転職を考えているのであれば、スキルを高めたり製薬企業への転職に強みのある転職サイトの利用を推奨します。

40代薬剤師はポイントを押さえた転職活動をしよう

薬剤師が全国で不足していることから、40代からの転職はそこまで難しくありません。
ただ個人の経験や市場の動向に合わせ、適切な対策は必須です。

これから転職を考える40代薬剤師は専門転職サイトを賢く利用し、コンサルタントのサポートを最大限利用すると良いでしょう。

【このサイトの運営者情報】

運営会社株式会社hitocolor
設立 2016年4月12日
代表取締役鈴木けんすけ
本社所在地〒105-0003
東京都港区西新橋2-39-8 鈴丸ビル7階
支社所在地高知支社
〒781-5232
高知県香南市野市町西野2217-1
資本金10,000,000円
事業内容求人広告代理店事業
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許認可番号有料職業紹介事業許可番号】13-ユ-310482
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