20代求職者がエンジニア転職を検討する際、「未経験者でも大丈夫なの?」「年収は上がるのか?」といった疑問を持つことも少なくないでしょう。
結論から言うと、人材不足が問題となっている今のうちに転職することがおすすめです。
本記事では20代エンジニア・IT未経験者に向け、転職すべき理由・選考時の注意点・転職活動のコツについて詳細を解説していきます。
IT業界の転職を考える20代求職者の方は、ぜひご一読ください。
【当記事の執筆・運営者】
当メディアは、求人広告代理業・人材関連サービスを展開する株式会社hitocolorが執筆・運営しています。
株式会社hitocolorは、厚生労働省【有料職業紹介事業許可】【労働者派遣事業許可】取得企業です。
転職・人材分野の豊富な実績と知識を持つ弊社が、転職を考える皆様に有益で正確な情報をお届けしてまいります。
【この記事の監修者】
株式会社hitocolor
代表取締役社長 鈴木けんすけ
2016年9月、株式会社hitocolorに参画。2020年4月より、代表取締役社長に就任。
「働くことにワクワクする社会」を追求し、
求人広告代理店事業・有料職業紹介事業の展開、転職サイト・自社オウンドメディア運営など、人材に関わるさまざまなサービスを提供している。
1980年(昭和55年) 神奈川県出身
2000年4月 株式会社アールケイエンタープライズに入社
2006年2月 個人事業主としてBtoC事業運営
2012年3月 KDDI株式会社に入社
2016年9月 株式会社hitocolorに参画
2017年6月 同、執行役員に就任
2018年4月 同、取締役に就任
2019年4月 同、常務取締役に就任
2020年4月より、当企業代表取締役社長に就任。
【会社HP】
株式会社hitocolor
20代ITエンジニアの転職事情|よくある不安
20代ITエンジニアが転職を検討した際、以下のような不安要素がよく挙げられます。
- スキルが十分足りているか
- IT業界になじめるか
- 転職先でうまくやっていけるか
- 待遇・年収が下がらないか
不安が多い一方でIT業界は慢性的に人手不足が続いているため、20代であれば未経験からでも転職が可能です。
場合によっては数年で力をつけ、早期に年収アップができることも。
特にエンジニアの場合は年功序列よりも実力主義の企業が多いため、積極的に転職をすることでスキル・年収アップが狙いやすい職種です。
20代ITエンジニアが積極的に転職すべき4つの理由
具体的に20代ITエンジニアに転職を勧める理由としては、以下の4つが挙げられます。
それぞれの詳細が以下に記載されているので、参考にして下さい。
ITエンジニアは慢性的な人出不足にあるから
まず第一にIT業界は常に人手が足りていません。
国内全体の有効求人倍率が2.31倍であることに対し、ITエンジニアは9.68倍と極めて高いです。
(参考:doda「転職求人倍率レポート(2021年7月)」より)
つまりITエンジニア一人に対し、9社以上採用したい企業がある計算になります。
加えて2019年にデジタル広告が4マス広告の市場規模を超えるなど、IT業界の成長は右肩上がりを継続中です。
しかしエンジニアは誰でもなれるわけではなく、専門スキルや知識が求められます。
そのためエンジニアの絶対数が少なく、必要な企業が多い状況なので20代エンジニアは市場価値が高いです。
未経験でもポテンシャル採用が見込める年齢だから
次にエンジニア未経験でも20代であればポテンシャル採用が狙えます。
エンジニア求人数(全体) | エンジニア求人数(未経験歓迎) | |
リクナビNEXT | 54,200件 | 9,420件 |
doda | 26,400件 | 270件 |
マイナビ転職 | 1,700件 | 540件 |
エン転職 | 800件 | 540件 |
上記は未経験エンジニアが転職をする際よく利用される転職サイトにおける、「未経験OK」の求人取り扱い実績です。
未経験OKで採用を行う企業が多く、即戦力ではなく教育前提のポテンシャル採用を行っています。
またポテンシャル採用は教育後に長く活躍してもらうことが前提であるため、20代という若さそのものが転職時に武器となります。
エンジニア未経験でも20代であればポテンシャル採用を狙える企業が多いため、積極的に動いて良いでしょう。
エンジニアは転職によって年収アップできる可能性が高いから
エンジニアはスキルが重要視される職種のため、年次や勤続年数があまり給与に反映されず給与レンジが広い企業であれば早期年収アップが狙えます。
20代エンジニアの年収相場は372万円でと平均よりも高く、実力により報酬が決まる給与テーブルのある企業であれば同世代の他職種よりも収入が高いことも珍しくありません。
(参考:doda「ITエンジニアの年収はどのくらい?給料アップを目指す方法と考え方」より)
もちろん転職を繰り返し「長く続かない人」と印象を持たれることは避けるべきですが、スキルアップのための転職であれば積極的に行っていいです。
転職先の給与レンジと評価基準、自身の市場価値を正確に把握して転職をすることで年収を大きくあげられるのはエンジニアならではのメリットでしょう。
ひとつの会社に留まることで成長が鈍化していくから
最後のポイントとして、一社に留まることで市場価値が上がりづらい点があげられます。
常に成長を続けるIT業界においては社内での実績や評価ではなく、個人としてのスキルや市場価値が重要です。
一社に留まると社内の情況しか把握できず、最新技術の流れに取り残され成長が止まることも珍しくはありません。
画期的な自社サービスや規模の大きな受託開発を行っている企業へ転職することで、自分の成長や可能性を最大限広げることにも直結します。
20代エンジニアが企業選びで気を付けること
20代エンジニアへ転職をおすすめしましたが、その際は以下のポイントに注意するようにしてください。
それぞれのポイントを押さえておくことで、20代エンジニアの転職成功確率は大きく向上します。
OJT・研修制度が整っているか
最初のポイントは一番重要で、OJT・研修制度の有無です。
ポテンシャル採用を行う場合、教育を受けることは前提となります。
ただ企業によってはいきなり現場配属で、「見て覚えろ」というスタイルも珍しくありません。
基礎が出来ていないうちに現場配属されても、インプット期間が足りずキャリア形成が難しくなるでしょう。
転職の際は求人情報を見て「OJT制度あり」「研修制度充実」のような記載があるか確認して下さい。
中長期的なキャリアパスが築けそうか
次のポイントは、転職が単発で終わらず中長期的に成功できそうか判断することです。
スタート年収は高いが最高値が低い、管理職になると待遇が悪くなるなど数年たつと予想外の事態に見舞われることもあるでしょう。
企業がエンジニアを「駒」だと思わず、将来的に長く活躍してほしいと思っているかも見極めなければなりません。
具体的には以下のような特徴がある企業は、中長期的なキャリアパスが築けるので参考にして下さい。
- OJT・研修制度が充実している
- 残業が少ない・有給消化率が高い
- 福利厚生に「勉強会・書籍購入費」の負担がある
- 開発PCが選択できる
業績は右肩下がりでないか
最後のポイントは、業績が安定しているかどうかです。
企業の業績は、コーポレートサイトや有価証券報告書で確認できます。
過去5年で成長を続けているか、もしくは最低でも下降していない企業を選択するようにして下さい。
ただ設立5年以内のベンチャー企業の場合、前年比で300%利益増といったことも珍しくありません。
数字のインパクトはありますが、安定した成長には繋がらないことも。
収益の内訳や資金調達元を確認し、中長期的に成長が続きそうかも見極めましょう。
20代エンジニアの転職失敗例|体験談から学ぶ転職成功のコツ
20代エンジニアが転職をしたものの、失敗に終わるケースとしては以下のようなパターンがあります。
それぞれ実際の体験談を交えて紹介するので、事前に把握し下記のような事態を避けるようにしましょう。
「石の上にも3年」で失敗したケース
まず最初のケースはよく言われる「3年は続ける」といった意識が失敗を招いたケースです。
新卒で入社した会社が合わないと思ったものの、周りからは3年は続けろと言われたので、3年はやり切りました。ある程度スキルも身につき3年経ったので転職をしようと思いましたが、面接ではスキル不足を指摘され、なかなか次の転職先が決まらない日々が続いています。
Kさん 東京都 25歳 男性
暗黙の了解として3年は頑張れという風習がありますが、エンジニアに限っては当てはまらないケースが多いです。
常に成長や変化を伴うIT業界では、1社に留まることで自社での開発しか行えず時代の流れに取り残されるケースも。
社内での評価が高くスキルが付いたと思っていても、いざ市場に出てみるとポジションが低いことも珍しくありません。
IT業界は20代であれば転職難易度が高くないので、転職を検討した際はなるべく早めに行動に移すと良いでしょう。
未経験から研修制度のない企業に入社してしまったケース
次のケースはエンジニア未経験の20代がいきなり現場配属になったケースです。
アパレル業界に勤めていましたが、コロナの影響で収入が減ったためエンジニアへとジョブチェンジをしました。未経験OKの会社に転職したものの、まともな研修もなく現場へ配属され「やりながら覚えろ」というスタイルでした。未経験OKなのであれば最低限の座学や研修は行ってほしいです。
Sさん 福岡県 26歳 女性
エンジニア未経験でも20代であれば採用される確率は高いものの、企業選びを失敗すると研修などがなくスキルアップができません。
基礎を覚える前に現場配属をされると、不安や焦りから業務もままならないでしょう。
また余裕がないため独学の時間が割けないことも珍しくありません。
未経験からエンジニアを目指す20代は、研修制度がある企業を確実に選ぶようにしてください。
企業リサーチを怠り失敗したケース
リサーチ不足がゆえ、転職後にギャップを感じるケースも目立ちます。
カジュアル面談を重ねた時からプロジェクトリーダーや人事が活発な人で、風通しの良さを感じ入社をしました。しかし実態は社長ワンマンの企業で意見が通ることがほぼありません。裁量がこんなに持てないのであれば他の会社を選ぶべきだったと後悔しています。
Tさん 大阪府 28歳 男性
入社後にミスマッチを感じないためにも、徹底した事前の企業リサーチは欠かせません。
基本的にどの企業も求人票にはプラスのことしか書かず、マイナスな一面を正確に把握することが難しいでしょう。
またITベンチャーの場合は経営層のみが結束し、現場との意識にずれが生じているケースも少なくありません。
入社前に企業の全貌を掴むには、企業の口コミサイトを確認したりIT業界に強い転職エージェントを利用すると良いでしょう。
キャリアプランを設定せず失敗したケース
最後のケースは目先の転職しか考えず、キャリアが定まらなかった体験談です。
オファー年収が前職の+45万円だっため、内定承諾をしました。しかしプロジェクトリーダーになるまで年数が必要であったり、最高年収が低かったりと自分の描いた通りのキャリアを送れそうにありません。
Kさん 北海道 27歳 男性
20代エンジニアは、順当に行けば40年近くこの先もキャリアが続きます。
中長期的に見ていくら稼ぎたいのか、どのようなポジションに就きたいのかをまずは考えるようにしましょう。
スタート給与の高さ・残業の少なさだけにとらわれ転職をすると、最終的に転職が失敗することもあります。
最初にキャリアビジョンを掲げ、そこに合う企業を選んで転職することが成功のコツです。
20代エンジニアは転職エージェントの利用がおすすめ
20代エンジニアへは、以下の理由より転職エージェントの利用を推奨します。
- 非公開求人紹介を受けられる
- 書類添削・面接対策などの転職支援がある
- 企業リサーチの質が上がる
- 自分の市場価値を判断できる
転職エージェントを利用することで上記のサポートが受けられます。
特に転職支援、企業リサーチは転職エージェントならではのメリットです。
結果的に独力での転職よりも質・効率が高まることから、転職成功の確立も上がります。
特に非公開求人を利用する優良ベンチャー企業も多いため、転職エージェントを利用することで収集できる情報が向上するでしょう。
転職エージェントは自身の市場価値を測るツールとしても有効
前述でも触れた通り、転職エージェントとの面談を通して市場価値を把握できます。
ITエンジニア向けの転職サイトには豊富な求人があり、様々な企業の比較検討が可能です。
募集要項と自分のスキル、想定年収などを比較することで自分が市場に出た際のポジショニングを確認できます。
さらに豊富な選択肢を提供してくれることから、自分の市場価値に合わせ転職先が見つかるなど視野も広がるでしょう。
市場価値を把握することは転職成功においても重要なため、一度コンサルタントへ相談することを推奨します。
20代エンジニアにおすすめの転職エージェント3選
20代エンジニアには、以下の3つの転職エージェントがお勧めです。
それぞれ特徴やおすすめのエンジニアが異なるので、詳しく解説していきます。
レバテックキャリア:IT業界トップクラスの求人数
(出典:レバテックキャリア公式HP)
レバテックキャリアは、レバテックキャリア株式会社が運営する比較的新しい転職サービスです。
レバテックキャリア初回の求人紹介における内定率が90%・年収アップ率60%と、実績のあるエンジニア向け転職サービスとなっています。
年収600万円以上、リモートワークOKなど条件ごとの特集が展開されている点も魅力でしょう。
さらにIT業界出身のコンサルタントが多いため、転職経験がない20代エンジニアも利用しやすいです。
転職活動に不安がある人、年収アップを望むエンジニアへはレバテックキャリアを推奨します。
レバテックキャリアを利用し転職活動を進めましたが、求人数が多く選択肢が様々ありました。年収アップに軸を置いた転職でしたが、自分のスキルを最大限発揮できる企業が見つかり満足です。
Uさん 神奈川県 28歳 男性
初めての転職でいろいろ不安なことが多かったですが、担当者さんが元エンジニアだったので色々と相談に乗ってくれて助かりました。IT業界出身ということもあってか、アドバイスが的確ですごく助かりました。
Kさん 東京都 24歳 男性
https://career.levtech.jp/
ギークリー:WEB・ゲーム領域に強い
(出典:ギークリー公式HP)
ギークリーはゲーム業界の求人を多く取り扱う、エンジニア特化型転職エージェントです。
最大の特徴はゲーム業界の求人数の多さと、専門性のあるコンサルタントが挙げられます。
様々な選択肢からゲーム業界への転職ノウハウを基に支援してくれるため、内定獲得率が高いです。
またギークリー独自の口コミサイトを展開しており、社員からのリアルな評判を確認できます。
信憑性が高い情報のため、事前対策の際には大きな力を発揮してくれるでしょう。
ゲーム業界を目指す人・転職後にミスマッチを感じたくないエンジニアはギークリーがおすすめです。
新卒時に内定が取れなかったゲーム業界ですが、夢が諦められず転職でもう一度トライしました。その際ゲーム業界に強いと評判のギークリーを利用しましたが、確かに求人数が多く利用しやすかったです。
Oさん 兵庫県 27歳 女性
ギークリーに掲載されている企業評価はすごく信用できます。一社目がブラック企業だったため、転職が不安でしたが、無事ホワイト企業への転職ができました。
Kさん 千葉県 25歳 男性
https://www.geekly.co.jp/
ワークポート:未経験若手向けのSE求人が豊富
(出典:ワークポート公式HP)
ワークポートはハードルの低い案件が多く、未経験者も利用しやすい転職エージェントです。
エンジニア未経験歓迎の求人が約1,000件と、他社と比較しても圧倒的に多い傾向があります。
加えて研修制度やOJT制度が整っている企業も多いです。
採用ハードルが低く、ジョブチェンジを考えている人にとっては使いやすいでしょう。
また1歳単位で年齢を区切り求人が探せるため、20代エンジニア全般に向けたサービスです。
未経験者・一からキャリアビジョンを定めていきたいエンジニアは、一度ワークポートの求人を見てみるといいでしょう。
異業種からのジョブチェンジでワークポートを利用しました。まったくのIT未経験でしたが、それでも採用を行っている企業が多く、いくつか検討しつつ希望に合う企業へ転職できました。
Kさん 26歳 東京都 男性
20代のうちに別の会社で経験を積もうと思い、ワークポートで求人を探していました。細かく年齢別に絞った検索ができるため、今の自分の情況に合わせた柔軟な転職活動ができると思います。
Tさん 28歳 埼玉県 男性
https://www.workport.co.jp/
転職エージェントを利用した転職活動の流れ
20代エンジニアが転職エージェントを利用する際、以下のような流れで進みます。
それぞれ細かく解説していくので、以下を確認してください。
1:登録・面談日程の調整
まず最初に転職エージェントへ登録し、担当コンサルタントと面談日時を決めます。
近年未経験者からIT企業を目指す人も増えてきているため、優良求人はすぐに応募枠が埋まることも少なくありません。
優良求人を逃さないためにも、面談はなるべく早く設定すると良いでしょう。
またすぐに面談に取り掛かることで、転職意欲の高さもコンサルタントへ伝わります。
コンサルタントは人材紹介を成功させ報酬を上げているため、転職意識の高い人へ積極的に求人を紹介してくれるでしょう。
2:キャリア相談・求人紹介
次に実際の面談でキャリア相談、求人紹介を行います。
面談の目的は希望条件のすり合わせや、スキルの確認です。
特に言語が様々あるエンジニアという職種において、スキルを確認し市場価値を図ることは重要なステップとなります。
市場価値に合わせた企業を選ぶことが転職成功に直結するため、20代エンジニアは面談前に自分のスキルなどは整理しておくと良いでしょう。
面談終盤にはすり合わせを基に、自分に合う求人が紹介されるため希望に合うものがあれば応募が可能です。
3:履歴書・職務経歴書・ポートフォリオ添削
転職エージェントを上手く利用するためには、各書類の添削を有効活用しましょう。
履歴書・職務経歴書の書き方一つで書類選考の結果も変わるため、選考前に一度コンサルタントへ提出することを推奨します。
またIT企業の選考において、ポートフォリオの提出はほぼ必須です。
未経験ながら独学で何か開発した経験があれば、ポートフォリオの作成方法をコンサルタントに確認してください。
スキル重視の選考が行われるエンジニアでは、実力を示すポートフォリオが重要な役割を担っています。
4:面接対策
面接対策では良く聞かれる質問や、効果的な逆質問などを事前に教えてもらえます。
特に20代エンジニアは今後のキャリアも長いため、面接を通しホワイト企業かどうかを見極めることも重要です。
転職先の給与レンジがどう設定されているか、評価制度は実力によるものかなど採用担当にマイナス印象を与えずに把握するようにしてください。
適切な質問の仕方はコンサルタントからレクチャーを受けられるため、事前に相談してから面接に臨むと良いでしょう。
5:内定後のアフターフォロー
最後のポイントは、内定後のアフターフォローです。
スキルがあるエンジニアであれば、20代でも年収を上げることが可能です。
転職エージェントでは年収交渉の代行を行っており、質の良いコンサルタントであれば成功率も高いです。
市場価値が高いものの年収交渉は苦手という20代エンジニアは、積極的に年収交渉の代行を依頼するようにして下さい。
転職エージェントを賢く利用するコツ
20代エンジニアが転職エージェントを賢く利用するには、以下の4つのポイントを抑えると良いです。
以下でそれぞれのコツを解説していくので、参考にして下さい。
転職時期は「良い求人があればすぐ」
まず最初に転職意識の高さを伝えることが重要です。
前述通りコンサルタントは、転職意志のあるエンジニアに積極的に良い求人を紹介します。
また優良IT企業であれば人気が高く、募集開始後すぐに枠が埋まることも少なくありません。
希望の求人を見逃さないためにも、コンサルタントが決まった後の面談はなるべく早い申し込みを推奨します。
企業宛の推薦状を確認する
次にコンサルタントがエンジニアの長所やアピールポイントをまとめた「推薦文」を、面接前に確認するようにして下さい。
推薦文を確認し自身の市場価値を把握することで、面接に自信をもって臨めます。
また採用担当にどのようなイメージがもたれるか事前にシミュレーションできるため、面接当日は余裕を持った受け答えができるでしょう。
推薦文を確認したい際は、以下の例文を参考にコンサルタントへ相談してください。
いつもお世話になっております、〇〇でございます。来週面接予定の株式会社△△にご提出して下さる推薦文を一度確認させていただきたくご連絡いたしました。お手数をおかけいたしますが、お手すきの際にこちらのメールまで送信していただけると幸いです。何卒宜しくお願い致します。
合わない担当者は変更依頼をかける
もしも担当コンサルタントと相性が良くない場合、運営会社へ連絡を入れて変更してもらうようにしてください。
- IT業界の知識が低い
- 自己都合で求人提案をしてくる
- 連絡が遅い
全てではありませんが、稀に上記のような質の低いコンサルタントも存在します。
エンジニアは多様なスキルが求められる専門職なため、コンサルタントの力不足は大きなデメリットとなるでしょう。
特に20代という若手の場合、質の高い転職支援を期待して転職エージェントを利用しているエンジニアも多いです。
コンサルタントも職業柄変更の申し出には慣れているため、相性が悪い場合はすぐに交代を依頼してください。
転職エージェントは2~3社を併用
最後に最も重要なポイントですが、転職エージェントを利用する際は複数社併用すると良いです。
エンジニアを必要としている企業はIT企業やクリエイティブ企業、コンサルティングと多岐にわたります。
そのため一言にエンジニアといっても、業界次第で対策方法は千差万別。
複数の転職エージェントを利用することで自分と相性の良いサービス、コンサルタントが見つかり転職成功率の向上にも直結します。
20代ITエンジニアの転職にまつわるQ&A
20代ITエンジニアが転職を考えた際、よく挙がる質問は以下の通りです。
気になる質問があれば、以下の詳細を確認して下さい。
エンジニアの平均年収・給料は?
エンジニア全体の年収は約452万円と、全体と比較しても高いです。
(参考:doda「ITエンジニアの年収はどのくらい?給料アップを目指す方法と考え方」より)
20代に絞ると約372万円、未経験であっても約350万円と同じく高い年収を手にすることができます。
ただあくまで平均であり、実力主義の会社であればスキル次第で若いうちから500万円台の年収を獲得することも可能です。
20代エンジニアが年収を上げたいのであれば、スキルをつけ実力主義の会社に挑戦することを推奨します。
エンジニアの転職理由って?
エンジニアが転職を検討する理由としては、以下の3点が多いです。
- 残業が多い
- 給料が低い
- キャリアアップができない
上記3点に共通していることは、自分次第で変えられない企業由来の理由です。
スキルがあるものの年功序列で収入が上がらなかったり、プロジェクトリーダーになれない20代エンジニアは他社に移りスキルを発揮しようと考えます。
転職理由を面談で伝える時は前職をネガティブにせず、自分のスキルを適切な場所で発揮したいことをアピールしていきましょう。
IT未経験者がとるべき資格は?
エンジニア未経験の20代には、ITパスポートの取得がお勧めです。
最低限のIT知識を保有していることが証明できる国家資格であり、エンジニアを目指す第一歩となります。
他には基本情報技術者も取得すると良いでしょう。
基本情報技術者はIT業界で働くための基礎として、プログラミングやネットワークに関する知識が一通り取得できます。
未経験でも資格を取得しておくことで、自走心があるとみなされ面接を有利に進められるでしょう。
IT未経験者が学ぶべきプログラミング言語は?
エンジニア未経験の20代には、以下のプログラミング言語がお勧めです。
- Java
- C言語
- Ruby
Javaは世界的に見て圧倒的なシェアを誇っているため、取得することで転職先の選択肢が増えます。
またC言語もシェアが高いことに加え、C#やC++といった派生語が存在します。
仕組みや構造が似ているため、C言語を理解することで他の言語が取得しやすくなることが特徴です。
Rubyに関してはそもそも仕様が複雑ではないため、未経験からの取得難易度が低いので取り組んでみると良いでしょう。
IT未経験者が選ぶべき業種は?
エンジニア未経験の20代が転職をする際、以下の業種がお勧めです。
- インターネット・Web業界
- ソフトウェア業界
上記2つの業界はIT業界の中でも特に人気が高く、採用枠が広いです。
また規模の大きな企業も多いため、OJT・研修制度が整っている会社が多い特徴もあります。
使用言語もJavaやC言語といったメジャーなものが多いため、未経験からエンジニアへ挑戦する20代にとってもハードルが高くありません。
20代前半と20代後半で転職事情は変わるの?
同じ20代でも前半と後半で、やや事情は変わります。
20代前半であればある程度スキルがなくても、熱意やポテンシャルで転職が可能です
若さ自体が武器となり、転職先の候補も一定数は確保できるでしょう。
ただ20代後半となると、徐々に設計書の作成やリーダー補助と求められるスキルが高度になります。
即戦力として見られる20代後半はスキル、前半はポテンシャルや熱意が転職成功のカギとなるでしょう。
プログラミングスクールには通うべき?
エンジニア未経験の20代の場合、プログラミングスクールに通うのも良いでしょう。
時間とコストはかかりますが、初心者向けのわかりやすい解説などメリットも多いです。
またOJT制度のある企業であれば実践を通して学べるため、成長スピードの速さや定期的なアウトプットの機会もあります。
スキルに不安がある場合は、「スクールに通う」「OJT制度のある企業を選択する」のどちらかで対処するようにしましょう。
▼おすすめのプログラミングスクールは、下記サイトにて解説しています。
【2024年】おすすめプログラミングスクール10選を比較!
▼目的別のおすすめプログラミングスクールはこちら
【目的別】おすすめオンラインプログラミングスクール14選!
フリーランスエンジニアになると年収が上がると聞いたけど?
優れた営業力や他のエンジニアと差別化が図れるほどのスキルがあれば、収入が上がることは事実です。
ただ各種保険や年金などすべて自分で負担しなければならないため、フリーランスになったものの収入が企業所属時代と変わらないケースも少なくありません。
また福利厚生や保証もないことから、独力で月間60万円以上稼げないと不安な一面も多いです。
20代エンジニアであればまずは制度の整った企業へ入社し、スキル磨きに専念することをおすすめします。
20代エンジニアは積極的に転職しよう
若手エンジニアの人口が少ないことから、20代エンジニアが転職で成功する可能性は極めて高いです。
また未経験でも研修制度が整った企業を選択すれば、長い目で見て将来稼げるエンジニアになれるでしょう。
ただ転職ノウハウなどに不安があるのであれば、エンジニア向け転職サービスの利用がお勧めです。
20代エンジニアに向けたサポートが整っている転職エージェントであれば、得られる恩恵も多く希望の企業へ転職を叶えられるでしょう。
【このサイトの運営者情報】
運営会社 | 株式会社hitocolor |
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設立 | 2016年4月12日 |
代表取締役 | 鈴木けんすけ |
本社所在地 | 〒105-0003 東京都港区西新橋2-39-8 鈴丸ビル7階 |
支社所在地 | 高知支社 〒781-5232 高知県香南市野市町西野2217-1 |
資本金 | 10,000,000円 |
事業内容 | 求人広告代理店事業 有料職業紹介事業 自社メディア・コンテンツ運営 |
許認可番号 | 【有料職業紹介事業許可番号】13-ユ-310482 【労働者派遣事業許可番号】派 13-314487 【プライバシーマーク登録番号】第21004576(01)号 |
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